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雪草乃記-Ⅲ

Sessou-no-ki : Sessou’s Blog | 染織家・葛布帯作家 渡邊志乃のブログ

アワダチソウに関すること

在来種ではないということで、染めに使うのはやや敬遠していたセイタカアワダチソウ、しかし東城百合子さんの自然療法の本によるとお風呂に入れるとアトピーなど皮膚に良いということで、日本に帰化してからずいぶん経つわけだし、染めに使うのもきっと良いだろうと判断、昨年、鮮やかな黄色が秋に必要になり、良い機会と染めてみた。

なるほど煮出すと石鹸を入れたように液が泡立つ。アワダチの名の由来なのだろうか。絹を綺麗に染め、経年による色の変化もほぼないことは以前染めた経験から分かっていたので、今後も利用していくことにして、さて今年、アワダチソウに注目し観察していたら、8月の半ばにはあちこちで黄色い花を咲かせていて驚いた。なぜなら、昨年染めたのは10月初旬だったからだ。とはいえ10月は少し遅すぎて花期の終わり際でギリギリだったので、今年は花期を逃さないようにと思っていた。にしても、8月半ばは早すぎたから驚いた。

調べてみると、それらは「オオアワダチソウ」で、「セイタカアワダチソウ」は遅れて咲くのだそうで、ホッと胸を撫で下ろしたのも束の間、北海道で長らくセイタカアワダチソウだと信じられていたアワダチソウはセイタカアワダチソウではなく「ケカナダアキノキリンソウ」だったという話が流れ込んできて、セイタカアワダチソウは実は北海道にはそれほど生えていないらしいとの事で、えーっと…頭の中が混乱。

ケカナダアキノキリンソウだと判明した当時の経緯が笠康三郎さんのblogに詳しく書かれている。ほんの数年前の出来事とのこと。北海道人が全員「セイタカアワダチソウ」だと信じていたものは、実は「セイタカアワダチソウ」ではなかった。

さて私が昨年染めに使ったのは一体何アワダチソウだったのだろう。花の時期的にはケカナダアキノキリンソウなのかもしれないが、感覚として覚えているのは葉の裏はツルツルでザラザラはしていなかったと思うし、花が鮮やかな黄色だったから、遅咲きのオオアワダチソウの可能性もあるのかもしれない。もはや分からないが…

そんなこんなをアレコレと考えている間に、また花期を逃してしまいそうで急に焦る。オオアワダチソウの方が花の色が鮮やかだというので、染めに使うのはそちらの方が良いのかもしれない。いずれ色味の違いを検証したい。

✳︎

さて今日は町内のニホンスズラン保全活動があり公園内で作業をした。その指導にあたってくださっている笠さんに、ケカナダアキノキリンソウの話を聞いた。

公園内に細々と蔓延っていた葛の蔓が木に巻きつき平たくなっていた。

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