数日前から団栗を拾い集めている。
自宅の敷地内で団栗拾いをするようになる日が来るなんて思っていなかった。
団栗の実は森の小動物の冬の間の大切な食糧になることと、帽子のほうが良く色が出るとのことで、ここ数年は帽子ばかりを集めている。役割を終えて土に還るだけのものだから利用するこちらとしても気持ちが良い。土に還る前にちょっとお借りして、色を頂き、使い終えればもちろん土に還す。経験的には保管し年数が経った物の方が濃い色が出るように思う。
団栗には豊作と不作の周期があるが、その理由は良くわかっていないらしいと、以前読んだ本に書いてあった(※)。昨年は一粒も成らなかったが、今年は割とよく成っている。ただ形が少し整わないというか、帽子ばかりが大きくて実がうずくまっていたり、あるいは帽子も実もとても小さかったり、何かいつもと違うようだ。涼しい夏だったのが影響しているのだろうか。
一方同じ敷地内にある栗は今年大豊作で、こちらは小動物に取られないうちに急いで拾う。
(※)『ドングリの謎 拾って、食べて、考えた』盛口満著、どうぶつ社、2001 (のち2011年に筑摩書房から文庫本が出版、現在はKindleでも読めるよう)

