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雪草乃記-Ⅲ

Sessou-no-ki : Sessou’s Blog | 染織家・葛布帯作家 渡邊志乃のブログ あるいは思考と写真の置き場

ponrayta

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うちの庭の定番の染料であるゲンノショウコ。科学的な根拠は全くないが、感覚としては顔料っぽく繊維をコーティングしているのではないかと感じるほど、染めると繊維が強くなるように思える。それに、染めた繊維や糸を触っていると、手指がスベスベしてくる。胃薬になる薬草というだけあって、皮膚組織の修復をしてくれるのかもしれない。これも科学的な根拠は全くないが。

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秋、真っ赤に紅葉する
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タネを飛ばした後のメリーゴーラウンド

ponrayta(ポンライタ)はゲンノショウコ のアイヌ語名。多年草と言われるが観察していると同じ根から出る株は数年経つと忽然と姿を消す。その代わりすごい勢いであちこちにタネを飛ばし子孫を残す。晴れた日などはタネが壁に当たる音がパチパチするほどで、顔に当たると痛いです。タネを飛ばした後のメリーゴーラウンドは大変可愛らしい。

常々思うが人間にとって有益な植物はえてして強く繁殖力も旺盛なことが多い。長い年月をかけて人間が利用してきたからそうなったのか、それとも身近に良くある植物を人間が利用してきた結果なのか。いずれにしても人間と共に生き我々の暮らしを支えてくれている植物であることには間違いがないと言える。多く雑草と言って忌み嫌われることの多い現代、しょんぼりする草の声が聞こえてくる。ゲンノショウコ は本州以南では希少となってきているようだ。どうか絶やされることのないようにと願います。


2026-10-10 追記

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2026-10-10撮影 タネをつけ落としながら次々咲く花。すごい生命力。ちょっとピンクがかる