葛苧を川で洗うことを始めた時に心配だったのはエキノコックスで、特に製品とする場合の影響を知りたく、問い合わせたことがある。もう20年以上前の話なので、どこに問い合わせたか忘れたが、エキノコックスに詳しいどこかしらである。
その際の返答として、エキノコックスの卵は乾燥に弱いので、完全に乾いた状態であれば全く心配はいらないとのことだった。それを踏まえて、濡れた状態の葛は採取しない(=採取は晴れていて葛の葉も蔓も乾燥している状態のものを採る)、葛苧洗いの後は完全に乾燥させる、を徹底しているので、製品としては全く心配はいらないので、そうかご安心していただきたいと思います。
さて、そうした前提で、こと自分の体への感染はというと、リスクがないわけではない。キタキツネは山の中だけでなく民家も畑も空き地も公園も、今やそこらじゅうにいるだけでなく、私の場合は川に洗いに行くのが年間で15〜20回になるので、普通に暮らしているよりも少しリスクが高くなる。ついでに、テント泊を伴う山登りを数年前から初めており、度々山の水を採り浄水器を通して飲用するので、こちらもリスクはゼロではない。
札幌市民は無料でエキノコックスの抗体検査を受けることができるので、葛布に取り組むようになった頃は受けようと思っていたのにすっかり忘れていたことを思い出し、今年受けてみた。少々ドキドキしたが陰性との通知が先日届いて安心する。
思えば、畑の作物などもリスクはゼロではなく、浄水器を通した山の水や川での葛苧洗いよりも、確率としてはむしろこちらの方が高いかもしれず、今まで無頓着だったかもしれない。
抗体ができるのには最低でも1年はかかるというので、2年おきに今後も検査は受けようと思う。
